スタッフブログ
・なぜ「座りっぱなしの接客」で「ぎっくり腰」が起きるのか?
・なぜ「座りっぱなしの接客」で「ぎっくり腰」が起きるのか?
座っている時間が長いお仕事と、ぎっくり腰(急性腰痛)の発症には、解剖学的に切っても切れない深い繋がりがあります。
- 仙腸関節(骨盤)の「機能障害(ロック)」
人間は座っているとき、体重の大部分を骨盤で支えています。特に長時間の座り姿勢が続くと、骨盤の要である「仙腸関節」に持続的な圧迫ストレスがかかり、関節の微細な遊び(滑りや転がり)が失われてロックされてしまいます。この「関節のロック」がある状態で、不用意に立ち上がろうとしたり、物を拾おうと腰を捻ったりした瞬間に、関節や周囲の靭帯に許容量を超える負荷が加わり、ぎっくり腰を引き起こします。
- 股関節の「屈曲拘縮(前側の縮み)」と腰椎への代償
座った姿勢を続けると、股関節の前側にある筋肉(腸腰筋など)が縮んだ状態で固まります。この状態で立ち上がると、伸びなくなった股関節の代わりに「腰の骨(腰椎)」が過剰に反らされることになります。結果として、腰の関節(椎間関節)や筋肉に日常的に無理な負担がかかり続け、ある日突然、限界を迎えて激痛へと変わるのです。
- 深層筋肉の「血流不全」による回復力低下
座り姿勢は、一見楽に見えて実は腰回りの筋肉をジワジワと緊張させ続けます。筋肉が硬くなると内部の血管が圧迫され、酸素や栄養が届かない「血流不全」に陥ります。「お身体の不調に対して施術を行うと数日でスッと良くなる」のは、施術によってこの血流不全が解消され、組織の自己治癒力が即座に働くためです。
・根本解決するためには、どうすればいいのか?
痛みが引いたからといって、原因となる座り姿勢の負担が無くならない限り、ぎっくり腰は高い確率で再発します。根本的な解決、すなわち「負担がかかっても、寝ればリセットできる体」を作るステップが重要です。
STEP 1:AKA(関節運動学的アプローチ)による骨盤・脊柱の調整
すべての動きの土台となる「仙腸関節」のロックを数ミリ単位で優しく解除します。関節本来の滑らかな「遊び」を取り戻すことで、腰にかかる局所的な負担を劇的に減らし、動き出しの滑らかさを作ります。
STEP 2:深層筋肉への柔軟性アプローチ
座り姿勢によってガチガチに固まった股関節周りや腰部のインナーマッスル(深層筋)を緩めます。表面的なマッサージでは届かない深部を整えることで、長時間の着座でも疲労が溜まりにくい質の良い筋肉へと変えていきます。
STEP 3:突発的な不調への迅速なアプローチとメンテナンス
日常生活の中で突発的に出る他の部位の痛みに対しても、その都度早期に対応(早期播種・早期治療)することで、痛みのドミノ倒し(腰をかばって他を痛める悪循環)を防ぎます。
・「いつまたギックリ腰になるか分からない…」という不安を抱えながらお仕事を続けるのは、精神的にも大きな負担です。ふなと川接骨院倉賀野院では、解剖運動学の視点からあなたのお身体の弱点を見極め、親身な対話と的確な技術で、働くあなたの毎日を全力でサポートいたします。
症例報告:K.M様
・年齢: 40代
・性別: 男性
・住所: 高崎市在住
・職業: 接客業(座り姿勢が多いデスク・カウンター業務中心)
・機序: 接客に伴う長時間の座り姿勢による骨盤・脊柱の固定、および慢性的な腰部への負荷蓄積。急激な負荷に耐えきれず急性腰痛(ぎっくり腰)を発症し、ご友人のご紹介により来院。
・症状:
腰部: 急性期の強い痛み、荷重時の激痛、およびそれに伴う動作制限(前屈・回旋不可)。慢性的な骨盤周りの張り。
・初期治療: AKA(関節運動学的アプローチ)による仙腸関節および腰椎の関節調整、急性期の炎症を抑えるための深層筋肉調整。
・経過: 初診時のAKA治療により、ぎっくり腰の激しい痛みや歩行困難な状態が早期に大幅軽快。その後も通院を継続することで、慢性的に抱えていた腰の痛みや、ぎっくり腰への不安が劇的に改善。現在は、お仕事の特性(座り姿勢)による疲労が蓄積して再発しないよう、また腰以外の部位に突発的な痛みが出た際も柔軟に対応しながら、全身のバランスを整えるメンテナンス治療を継続している。
・患者様からのお声
最初のきっかけはぎっくり腰で、友達に紹介されて来院しました。入ってみたら親身に会話や身体のことについていろいろよくしてもらい、今も通院していますが、前に比べると腰の痛みやぎっくり腰がかなり良くなりました。それ以外も、何か痛みがあれば施術を受けると数日でかなり良くなることが多々あり、とても良い接骨院です。
・担当施術者から(ふなと川接骨院倉賀野院 柔道整復師・鍼灸師:松井賢登)
いつも嬉しいお言葉をいただきありがとうございます。
初検時は急激な「ぎっくり腰」により、歩くのも辛いほどの強い痛みと運動制限が見られる状態でした。
今回の施術では、まず痛みの根本原因となっていた骨盤の潤滑不全を解消するため、AKA(関節運動学的アプローチ)を用いて「仙腸関節」の数ミリの引っかかりを優しく調整しました。さらに、接客中の一方的な座り姿勢によって硬化していた腰背部の深層筋肉へ並行してアプローチすることで、急性期の強い炎症と痛みを早期に抑えることができました。
現在は、ぎっくり腰の再発防止はもちろんのこと、お仕事や日常生活を常にベストパフォーマンスで過ごせるよう、その日ごとの細かなお身体の変化(他部位の突発的な痛みなど)にも即座に対応するオーダーメイドのメンテナンスを徹底しています。今後も安心して毎日の接客にお仕事に打ち込めるよう、お身体を全力でサポートさせていただきます!




























